オリックスの後藤駿太外野手が、プロ入り以来親しまれてきた登録名「駿太」を、今年からフルネームに変更する。結婚を機に「後藤家を背負う」決意の表れだという。キャンプ初日に「GOTOH」のユニホームをお披露目し、その背中を「カッコイイ」と自賛していた。
その強肩は日本球界屈指のもの
駿太選手改め後藤選手は、群馬県出身の24歳。前橋商業高校時代は、走攻守揃ったプレースタイルから「上州のイチロー」と異名を取った。
2010年ドラフトでオリックスに1位指名を受けるが、実はその前に3度競合して全て抽選を外した結果の指名。それでも「信じられない。うれしいです。(オリックスは)本当にプレーしたかったチーム」と初々しい笑顔でコメントし、ファンの心をがっちりとつかんだ。
後藤選手の魅力は、何といっても驚異的な身体能力だ。180センチ、83キロのたくましい体躯で、足も早ければ肩も強い。相手チームの進塁に対して彼の名前が発揮する抑止力は、全外野手の中でも...