「気持ちで投げる」オリックス・塚原投手。兄貴分の「28」を背負って戦う2年目

2018.2.4(日) 14:00 パ・リーグ インサイト 成田康史
オリックス・バファローズ 塚原頌平投手 ※球団提供

2017年、オリックスのチーム内登板数上位を見渡すと、58試合に登板した平野佳寿投手(現・ダイヤモンドバックス)に続くのは、近藤大亮投手、黒木優太投手など、入団2年以内の若手だ。そんな中、前年に54試合に登板した塚原頌平投手は、苦しいシーズンを過ごした。

10代で初白星。輝かしいスタートを切ったはずが……

つくば秀英高校から、2010年ドラフト4位でオリックスに入団した塚原投手。2年目の2012年に初の一軍マウンドを経験すると、10代のうちにプロ初勝利を挙げ、16試合1勝1敗2ホールド、防御率3.60という好成績を残した。
しかし同年夏、右肘と右尺骨を骨折。その後2年間一軍登板はなく、2014年はファームでも防御率5点台と、悔しいシーズンが続いた。

2016年オフ、兄貴分から背番号を受け継ぐ

プロ5年目を迎え、不退転の覚悟で臨んだ2015年、塚原投手はついにその本来の実力を発揮することになる。4月5日の北海道日本ハム戦で3年ぶりの復帰登板を果たすと、41試合に登板、チーム2位タイの13ホールドを挙げる活躍を見せた。
翌2016年も、引き続き救援陣の一角としてフル稼働。チーム2位タイの54試合に登板。ただ、その年のオフに引退した小松聖コーチの背番号「28」を受け継ぎ、「しっかり頑張りたい」と臨んだ2017年は、再び苦悩のシーズ...

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