投手の「華」奪三振、“奪空振り三振王”と“奪見逃し三振王”は誰? 意外な名前も…

2019.3.26(火) 11:46 Full-Count
東北楽天・岸孝之(左)、則本昂大※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

チーム全体で奪三振数が多いのは阪神、横浜DeNA、東北楽天

 セイバーメトリクスにおいて、DIPS(Defense Independent Pitching Statistics)という守備の影響を抜きにして投手の成績を評価しようとする概念があります。そこで用いられる指標の1つが「奪三振」です。三振を奪うことができれば、相手の状況を変えることなくアウトカウントを1つ増やすことができます。その得点価値は-0.27点分にあたります。
 ご存知のように三振には「空振り三振」と「見逃し三振」があります。投手にとってバットが空を切る「空振り三振」を奪うと爽快でしょうが、打者の裏をかきバットを振らせることなく奪取する「見逃し三振」も投手にとっての醍醐味でしょう。そこで、今回は「奪空振り三振」と「奪見逃し三振」に分けてランキングを紹介していきます。(注:所属は昨季時点のもの)
 まずは12球団の奪三振における「空振り三振」と「見逃し三振」の割合を見て...

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