広島は會澤がオープン戦も好調、「打てる捕手」は魅力
いよいよ開幕まで2週間後に迫りました。メンバーの絞り込みに入り、主力選手も最終調整に入ってきました。今年はオープン戦を見ていて、どのチームも足を絡めた攻撃が非常に目立つ印象を受けます。機動力を阻止するためには、バッテリーの共同作業が重要です。昨年の日本シリーズで福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手が6連続盗塁阻止のシーズン新記録でMVPを獲得したのは記憶に新しいと思います。
甲斐選手は「甲斐キャノン」の異名で鉄砲肩が大きな武器ですが、巨人の小林誠司選手、阪神の梅野隆太郎選手も球界を代表する鉄砲肩です。相手球団からすれば、足を絡めにくいので攻撃の選択肢が限定されます。走者を出しても捕手が阻止してくれるのは、投手にとっても非常に心強いです。
広島の會澤翼選手も「打てる捕手」として魅力的です。昨年の盗塁阻止率はリーグ4位の.245。リーグトップの小林選手の.341、梅野選手の.320に比べると見劣りしますが、打撃でカバーして余りある活躍を見せます。昨年は打率.305、13本塁打。下位打線にいることで相手投手は息が抜けません。今年もオープン戦から17日終了時点で打率.588、1本塁打と絶好調です。クリーンアップを打つ力も十分あるので打撃も楽...