5月に凱旋試合決定。千葉ロッテ・石川歩投手、これからも多くの「絶景」を見るために

2018.1.18(木) 00:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太

WBC開幕投手を任された日本代表の技巧派エースが、シーズンでは3勝11敗、防御率5.09という数字に終わることを、誰が想像しただろうか。キャリア5年目。千葉ロッテ・石川歩投手は、自身の前に立ちはだかるプロの高い壁に、今年改めて立ち向かう。
滑川高校、中部大学を経て東京ガスで活躍した石川投手は、2013年のドラフト1位で千葉ロッテに入団。最速150キロを誇る速球と、直球のような軌道でストンと落ちるシンカーのコンビネーションで、1年目から10勝。新人王に輝き、早くも先発の柱のひとりとして、チーム内における自身の立場を確立した。
個性的な風貌通り、飄々とした右腕にとっては、2年目のジンクスもどこ吹く風。2015年は27試合に登板して12勝を挙げ、2年連続で2桁勝利を達成する。そして2016年には、23試合14勝5敗、防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲得。「火の玉投手」こと荒巻淳氏の記録を塗り替え、ルーキーイヤーから3年連続2桁勝利という球団記録...

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