未完の大器の覚醒は福岡で叶うか。若鷹として迎える西田哲朗選手の9年目

2017.12.24(日) 00:00 パ・リーグ インサイト

2017年11月、福岡ソフトバンクがキャンプを張る宮崎県で、西田哲朗内野手の入団会見が行われた。今オフ、斐紹選手との交換トレードで、楽天から移籍してきた26歳の西田選手。三笠球団統括本部長は「内野手の層を厚くしたかった」と語っており、福岡ソフトバンクの内野のポジション争いにどのように絡んでくるのか、注目が集まる。
西田選手は、関西大学第一高校で通算37本塁打を誇り、俊足強打の内野手として2009年にドラフト2位で楽天に指名された。入団会見では、「全力疾走など、元気のあるところ」をアピールポイントに挙げていたが、そのフレッシュなコメント通り、明るいキャラクターでチームメイトとファンに愛されてきた選手だ。
2011年まではファームを主戦場として好成績を残し、2012年から徐々に一軍の試合出場を増やしていく。ただ打撃不振と度重なる怪我に苦しめられ、2013年は26試合出場、打率1割台という悔しい結果に終わり、チームが球団創設初の日本一に駆け上がる過程で、大きな役割を果たすことはで...

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