「営業マンとしてノーヒットノーラン級の仕事を」 古谷拓哉が歩む、第二の人生。

2017.12.21(木) 00:00 パ・リーグ インサイト

12月21日、千葉ロッテの古谷拓哉投手が現役引退を表明。「11月初旬に引退を決めました。球団から職員としてのチャンスをいただき、新しいことにチャレンジができるいい機会と考えました」と引退の理由についてこのように説明した。今後は千葉ロッテの球団職員として営業職を務める予定で、「今は気持ちを切り替えて、新しい仕事でまた別の角度から野球に携われることにワクワクしています。営業は経験がないので、実際にやってみないと分かりませんが誠心誠意、お客様としっかりと向き合っていけたら」と意気込みを語った。
古谷投手は北海道の駒澤大学附属岩見沢高校でエースとして2年夏と3年春に甲子園に出場。その後は駒澤大学に進学したが、高校時代で野球への情熱が燃え尽きてしまったという理由で硬式野球部には入部せず。しかし、野球から離れた普通の大学生活を送っていた古谷投手が突如、運命に導かれることになる。たまたま見ていたシドニーオリンピックでの松坂投手の姿に感化され、1年秋に硬式野球部に途中入部する。
とはいえ、そう簡単にはいかないのがこの世界の厳しいところ。いきなり復帰を果たした大学野球では結果を残せず、一般企業への就職を考えていたが、またもや運命に導かれることになる。社会人チーム・日本通運との練習試合に登板した古谷投手が好投を披露。この練習試合をきっかけに日本通運にスカウトされて入団。またも不思議な縁で野球を続ける...

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