パ・リーグの「人的補償による移籍」を振り返る

2017.12.16(土) 00:00 パ・リーグ インサイト

シーズンオフの話題といえば、FA権を持つ選手の動向だ。今オフ、パ・リーグでは北海道日本ハムの増井浩俊投手、大野奨太捕手、埼玉西武の野上亮磨投手がFA権を行使し、それぞれオリックス、中日、巨人へ移籍することが決まった。そして選手の去就が決定すると、次に注目が集まるのは「人的補償」についてだろう。
フリーエージェント規約には「他の球団(旧球団)に在籍していたFA宣言選手と選手契約を締結した球団(獲得球団)は当該選手の旧球団に対し金銭及び選手を補償する(『FA補償』)。これはFA宣言選手の当該年度の参稼報酬の額に基づく旧球団におけるランク付けに従い行う。当該FA宣言選手が最初に権利を行使する場合、獲得球団は旧球団に対し、旧球団の選択によるところに従い、『選手による補償』または『金銭補償』のいずれかの補償をする」という旨が記載されている。
旧球団が選手による補償を求める場合は、獲得球団が保有する支配下選手のうちで、外国人選手及び獲得球団が任意に定めた28名を除いた選手名簿から、FA宣言選手1名につき各1名を獲得することができる。これが「人的補償」と呼ばれるものだ。ここでは、FA移籍に伴う人的補償で、パ・リーグの球団に加入した選手たちのことを振り返...

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