リーグトップの1264安打、690得点、打率.264。今季も、埼玉西武の伝統である強力打線は存分に機能した。シーズンを通して、秋山選手と源田選手の1・2番コンビが打線をけん引。後半戦からは、「おかわり2世」と呼ばれた山川選手がついに覚醒して4番に座り、「炎獅子ユニホーム」に象徴される圧倒的な猛打を振るった。
しかし、近年その主軸を頼もしく担っていた中村選手とメヒア選手が、今季は悔しい成績に終わってしまった。それでも来季のこの2人に期待せずにいられないのは、もちろんこれまでの実績に裏付けられた信頼があるからだ。2014年、中村選手とメヒア選手はともに34本のアーチを描き、本塁打王のタイトルを分け合っている。同一球団で2人のホームランキングが同時に誕生するのは、実は2リーグ制施行後初となる快挙だった。
・中村選手
今季成績:115試合415打数90安打27本塁打79打点 ...