オープン戦の成績は参考にならない、とはよく言われるが……
シーズンが終わってから振り返ってみると、タイトルを獲得した選手がオープン戦の時点では不振にあえいでいたというケースは決して少なくない。2018年に47本塁打を放って自身初のタイトルを手にした埼玉西武の山川穂高選手が、この年のオープン戦では打率.136と極度の不振に陥っていたのが格好の例だろう。
ましてや、来日初年度となる新助っ人にとっては見知らぬ投手たちとの対戦であり、より難しいものとなるであろうことは想像に難くない。来日1年目から見事にタイトルを獲得するほどの活躍を見せた優良助っ人も過去には存在したが、彼らのオープン戦での成績はどのようなものだったのだろうか。
そこで今回は、2012年以降のパ・リーグにおいて、来日1年目で打撃タイトルもしくはベストナインを獲得した外国籍選手たちのオープン戦での成績を紹介し、そこから見えてくる傾向について考察し...