球界関係者は高評価「本番向きで物怖じしない」
2月21日。朝8時半過ぎに球場に颯爽と現れた北海道日本ハムのルーキー柿木蓮は、高校時代と変わらない明るい表情だった。この日は朝から雨だったため、室内練習場でのアップを待つために体をほぐしていたところ、続いて現れた吉田輝星にちょっかいを出すなどリラックスした姿を見せていた。
「本番向きで物怖じしない。さすが大阪桐蔭でたくさん経験を積んできた投手だなと思いますね」
ある関係者が柿木について、こう述べていた。先日の紅白戦では2000人を超える観客と100人以上の報道陣が注目する中、1回を3者凡退に斬って取った。この好投で一気に株が上昇し、「ひょっとすると、ライバルの吉田よりも実戦デビューは早いのかもしれない……」、そんな声もささやかれているが、本人は紅白戦の結果はステップアップするための土台だと...