歴代1位の王貞治は427敬遠で断トツ
一般に「敬遠」と呼ばれる「故意四球」は、四球の中でも特殊なものだ。投手が、意図的にストライクゾーンを大きく外れるボールを投げて、故意に四球を与えるというものだ。これは、守備側が打者と勝負をしたくないと判断した時に行う戦術だ。投手個人ではなく、チームの判断で行うことが多い。
「敬遠」のルールは球史の中で何度か変化している。敬遠を行う場合、捕手は投手がボールを指から話した瞬間に、キャッチャーズボックスから大きく飛び出して、打者のバットが届かない位置で捕球をする。投手がボールを持っている間にキャッチャーズボックスから出るとボークとなる。
かつては「敬遠」は、4球ともに敬遠投球をしないと記録されなかったが、今では、4ボール目の投球が敬遠投球であれば「敬遠」とみなされる。さらに、昨年からは時間短縮と、投手の球数削減のために、ベンチが審判に申告すれば、1球も投げることなく敬遠が宣せられることになった。ただし、旧来の「敬遠」もプレーとしては...