白熱する福岡ソフトバンクの正捕手争い。「ポスト甲斐」は誰になるか

2017.11.21(火) 00:00 パ・リーグ インサイト

11月11日、福岡ソフトバンクの斐紹選手と楽天の西田選手の交換トレードが発表された。また、今季29試合の出場に終わった鶴岡選手が、出場機会を求めてFA権の行使を表明。福岡ソフトバンクの正捕手争いの様相は、刻一刻と変化している。
今季は、育成出身ながら強肩と勝負強い打撃で台頭した甲斐選手が、チームの捕手の中では最多の103試合でマスクを被り、ゴールデングラブ・ベストナインに輝いた。それに次ぐ92試合に出場したのは最年長の高谷選手。この2選手が正捕手の座により近い存在であることは間違いないが、3番手には誰が出てきてもおかしくない状況にある。そこでここでは、将来有望な福岡ソフトバンクの捕手陣に注目してみたい。
まず紹介するのは、谷川原選手だ。2015年のドラフト3位で豊橋中央高校から入団。二塁送球タイム1秒8、高校通算41本塁打、さらには50メートル6秒の俊足を誇り、走攻守の三拍子が揃った捕手として大きな期待を寄せられた。1年目の昨季は、主に三軍戦に出場して経験を積むと、今季終盤に二軍昇格。初打席初安打を放ち、13試合のみの出場ながら打率.400の成績を残した。ファームで存在感を発揮し、来季は一軍昇格を...

続きを読む

関連チーム記事/TEAM