誰もいない早朝のグラウンドで、一人黙々と始動
1月上旬、とある日のロッテ浦和球場。陽が昇りはじめたころ、まだ誰もいないグラウンドで加藤翔平選手は一人黙々と練習に励んでいた。
例年は、鈴木大地選手や柿沼友哉選手らと合同自主トレを行っていたが、「大人数でやるメリット、デメリットどちらもあると思う。待っている時間であったり、移動する時間、そういう時間のロスとかも考えた結果、自分一人でやった方が効率的。今年は自分でやることも、色々と明確にあった」と、ロッテ浦和球場やZOZOマリンスタジアムを中心に、一人で課題と向き合っている。
「浦和は選手がたくさんいますし、順番を待ったり、場所が空くのを待つのが嫌なので。人がいないときに、やりたいこと、やるべきことをしたいと思っています」。早朝の個人練習は、「キャンプになると朝が早い。キャンプになってからいきなり朝早く動こうと思っても、絶対にできない。7時から始めて動ける体も作っていかないといけない」と言うように、キャンプに向けた準備の一貫でもあると言う。