公式戦の全日程が終了し、10月14日から始まった「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」。リーグ2位の埼玉西武と3位の楽天がファーストステージで激突し、その勝者がファイナルステージでリーグ覇者の福岡ソフトバンクに挑む。最終的には22日に福岡ソフトバンクがクライマックスシリーズ優勝を決めたが、Aクラス同士の短期決戦であるため、いずれも見応えのある試合が展開された。そこでここでは、今年のクライマックスシリーズにおける熱い戦いを振り返りたい。
【10月14日ファーストステージ第1戦】
・埼玉西武 10対0 楽天 菊池投手-則本投手
パ・リーグクライマックスシリーズ初戦。初回、埼玉西武が浅村選手の2ランで先制し、3回裏には炭谷選手の2点適時打などで一挙5得点を挙げる。6回裏にも中村選手の3ランで2桁得点に乗せ、「炎獅子」を纏った埼玉西武打線が容赦なく猛打を振るった。投げては先発・菊池投手が相性の良い楽天打線を完璧に封じ込めて、9三振を奪う完封勝利。敗れた楽天は、エース・則本投手が4回7失点と大乱調。リーグ2位の埼玉西武が投打で楽天を圧倒し、これ以上ないスター...