ピッチャーも“9番目の打者” 2018年投手打撃成績からみる“打てる投手”は誰?

2019年1月9日 18:00 Full-Count 広尾晃
広島・大瀬良大地(左)と阪神・藤浪晋太郎※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

2018年の投手の打撃成績 かなり寂しい数字が並ぶ

「二刀流」の大谷翔平は例外として、投手の打撃は、ほとんど期待されていない。ただ、中には打者顔負けの成績を上げた投手もいる。2018年の投手の打撃成績を見ていこう。チームの打撃成績○セ・リーグ投手打撃成績1広島 254打32安0本19点14四球 率.1262東京ヤクルト 236打29安1本12点7四球 率.1233阪神 237打24安2本14点12四球 率.1014横浜DeNA 251打25安1本6点8四球 率.1005巨人 263打25安1本12点6四球 率.0956中日 263打24安0本6点7四球 率.091リーグ計1504打159安5本69点54四球 率.106 投手は打率が2割を超えれば合格点と言われるが、リーグ平均は1割そこそこ。最高が広島で.126、最低が中日で.091と、チーム間でほとんど差がない。野手に比べればかなり寂しい数字が並んでいる。本塁打は全部で5本という数字になっている。○パ・リーグ投手打撃成績1北海道日本ハム 19打4安1本1点1四球 率.2112千葉ロッテ 17打2安0本0点1四球 率.1183福岡ソフトバンク 19打2安0本0点0四球 率.1054東北楽天 18打1安0本1点2四球 率.0565オリックス 19打1安0本0点0四球 率.0536埼玉西武 22打0安0本0点0四球 率.000リーグ計114打10安1本2点4四球 率.088 DH制を採用しているパ・リーグの投手打撃成績は、ほとんどが交流戦でのものだ。北海道日本ハムの打率が2割を超えているが、これは上沢直之が6月6日の交流戦、広島戦で3打数2安打したのが大きい。リーグ屈指の強力打線を誇った埼玉西武だが、投手陣は無安打という結果だった。

“首位打者”は東京ヤクルト・カラシティー “二冠王”に広島・大瀬良

○20打席以上たった投手の打率10傑1カラシティー(ヤ) 26打7安1本5点0四球 率.2692田口麗斗(巨) 20打4安0本1点2四球 率.2003ウィーランド(De) 33打6安1本2点3四球 率.1824原樹理(ヤ) 34打6安0本2点0四球 率.1765大瀬良大地(広) 57打10安0本9点3四球 率.1756今永昇太(De) 23打4安0本1点1四球 率.1746藤浪晋太郎(神) 23打4安1本5点1四球 率.1748秋山拓巳(神) 29打5安1本4点0四球 率.1729メッセンジャー(神) 53打8安0本3点3四球 率.15110山口俊(巨) 47打7安0本2点0四球 率.149 東京ヤクルトを退団したカラシティーが打者顔負けの好成績。しかし彼はアメリカではメジャー、マイナー通じて1打席しかたっていない(1三振)。今オフに横浜DeNAを退団したウィーランドは2017年に3本塁打。ラミレス監督が「8番投手」というオーダーを組むきっかけになった。代打にも起用されるなど、まさに「打てる投手」として君臨していた。 最多安打と打点王は広島の大瀬良大地。四球が得られにくいにもかかわらず3四球も選び、打席での貢献度も高かった。阪神の藤波晋太郎は9月16日の横浜DeNA戦で満塁本塁打を放った。投手としては1999年の巨人ガルベス以来。史上19人目だった。 昨季、巨人からカージナルスに移籍し、18勝で最多勝に輝く大活躍をみせたマイルズ・マイコラスは、打者としても63打数9安打2本塁打6打点、打率.143をマーク。投手として2本塁打はリーグ最多タイ。マイコラスは打席でも張り切っていたのだ。 セ・リーグの投手の打撃については「この程度しか打てないのなら、DH制を導入すべきではないか」という声が毎年のように上がっている。打席に立てば投手も打者。意欲をもってバットを振ってほしいものだ。(広尾晃 / Koh Hiroo)記事提供:Full-Count 続きを読む

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