苦しんだここ3年は「今後の財産」
福岡ソフトバンクから昨年11月に戦力外通告を受けた攝津正が8日、ヤフオクドーム内で引退会見を行った。
エースと呼ばれた男は、時折笑顔を見せながら最後の会見に臨んだ。26歳でプロに入って10年。「あっという間でしたね。正直、10年やれるとは思ってなかったです。意外にすっきりしています」と攝津。
「才能があるわけではないので、コントロールだけは誰にも負けないようにやってきました」と、10年間同じ背番号「50」を背負い続けた。沢村賞を獲得するようなエースにしては重たい番号だ。それでも「この番号は攝津と思ってもらえるようにやってきました。少しはそういうことができたかなと思います...