プロ野球、平成最強チームはどこ? 近鉄含む13球団の通算成績を振り返る

2019年1月3日 07:40 Full-Count 広尾晃
平成30年間では巨人が優勝12回、セパ合わせ断トツの1位※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

巨人が優勝12回とセパ合わせ断トツの1位

 平成は今年4月30日で終了する。この30年間、日本のプロ野球はどんな勢力図を描いたのか。平成30年間の野球界をデータで振り返ろう。まずはチーム成績、30年間の勝敗のランキングをしてみよう。セ・リーグ 優勝はリーグ優勝。CSの勝敗は含まない。1巨人 4156試2247勝1829敗80分 率.551 優勝122中日 4160試2091勝1983敗86分 率.513 優勝53東京ヤクルト 4162試2033勝2049敗80分 率.498 優勝64広島 4161試2014勝2062敗85分 率.494 優勝45阪神 4160試1965勝2118敗77分 率.481 優勝26横浜DeNA 4161試1828勝2257敗76分 率.447 優勝1※横浜DeNAは大洋、横浜時代を含む。 最近は優勝から遠ざかったが、巨人が勝率でも優勝回数でも1位。2位の中日とは155ゲーム差がついている。平成は今年の4月30日まで続く。各球団は30試合弱を消化するが、この差を挽回することはできない。2位の中日は21世紀に入り、落合博満監督時代に8年間で優勝4回、2位3回、3位1回と強かった。 3位の東京ヤクルトは90年代、野村克也監督時代に3回優勝している。現在リーグ3連覇中の広島だが、1991年、山本浩二監督時代に優勝してから2016年に優勝するまで25年も優勝がなかった。阪神は95年から2001年までの7年間で6回最下位。ファンが今も「暗黒時代」と呼ぶ弱い時代があった。このことが響いて5位。横浜DeNAは1998年、横浜時代に優勝したが、以後長く低迷。横浜DeNAとなったここ数年は、CS争いに絡むようになっている。 平成トータルのリーグ優勝は巨人ということになる。しかし巨人は、戦前、1リーグ時代は勝率.656(783勝410敗、14期で8回優勝)、2リーグ以降の昭和期は勝率.593(2892勝1988敗 39年で24回優勝)と圧倒的な強さだったから、相対的には弱くなったといえる。ドラフト制度などで、戦力均衡が進んだのだ。セ・リーグ各球団の試合数が異なるのは、1990年から2000年まで引き分け再試合制度だったためだ。

埼玉西武が福岡ソフトバンクを上回りV11回、近鉄はオリックスよりも多い2回の優勝

パ・リーグ1埼玉西武 4129試2208勝1816敗105分 率.549 優勝112福岡ソフトバンク 4129試2127勝1891敗111分 率.529 優勝83近鉄 2133試1066勝1016敗51分 率.512 優勝24北海道日本ハム 4129試2007勝2026敗96分 率.498 優勝55オリックス 4129試1940勝2081敗108分 率.482 優勝26千葉ロッテ 4129試1898勝2124敗107分 率.472 優勝17東北楽天 1996試889勝1061敗46分 率.456 優勝1※福岡ソフトバンクは福岡ダイエー時代を含む。 パ・リーグは2004年の球界再編で近鉄がオリックスと合併している。また翌年から東北楽天が新規参入している。このために7球団となる。1位は埼玉西武。1979年に福岡から埼玉に本拠地を移転し、90年から98年までの9年間で7回優勝するなど黄金時代を迎えた。以後も、極端に弱くなることはなく、強豪の一角を占めている。福岡ソフトバンク、オリックスは平成元年にそれぞれ親会社が変わった。 南海から福岡ダイエーとなり福岡に本拠を移転したホークスは、当初は弱かったが王貞治監督時代に強くなり、2005年に福岡ソフトバンクとなってからはグループの資金力を背景に強豪となった。阪急から親会社が変わり、愛称もブレーブスからブルーウェーブになったオリックスはイチローが在籍した当時は強かったが近年は低迷している。2005年に近鉄と合併し、オリックス・バファローズとなった。 北海道日本ハムは2004年に北海道に移転してから優勝5回、優れた育成力で有力チームになった。千葉ロッテは2010年に3位から「下剋上日本一」になるなど、強いときもあるが長続きしていない。2004年に合併で消滅した近鉄は、勝率5割を超え、決して弱いチームではなかった。 代わって新加入した東北楽天は、当初は弱かったが、2013年に初優勝。以後は他球団との格差が縮まっている。パの優勝は埼玉西武。2位福岡ソフトバンクとは78ゲームあるので、これも挽回は不可能だ。昭和時代に比べると、平成のプロ野球はチーム間の格差が縮まり、優勝チームが目まぐるしく変わるようになった。プロ野球人気の高まりは、戦力均衡も大きな一因だったといえるだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)記事提供:Full-Count 続きを読む