埼玉西武初のGMに就任する渡辺SD フロント入り後から意識し続ける人物とは…

2018.12.27(木) 14:28 Full-Count 岩国誠
来年から球団本部ゼネラルマネージャーに就任する渡辺久信SD※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

辣腕振るった根本陸夫氏「一番強烈に印象に残っている」

 埼玉西武は、来年1月1日付で球団本部の組織改正を行うことを25日に発表した。これに伴い、渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(SD)は、球団本部ゼネラルマネージャー(GM)就任する。
 GMと言えばメジャーでおなじみの役職で、最近では日本でもGMを置く球団が増えてきた。「私がこの5年間にやってきたことは、ある程度それ(GM)に近いもの」と言う渡辺SDは、「日本のGMはアメリカのように球団予算を全て扱うようなところまでではないので、ちょっと違うんですけどね」としながらも、「チームの編成部門や育成、強化などを全部取りしきるという、チーム作りをしていく上で一番重要なポジションであることは確かなので、心してやろうと思っています」と襟を正した。
 埼玉西武では球団史上初のGM誕生だが、過去に呼称こそ違えど同様の役割を果たした人物が1人いる。40年前の1978年、クラウンライター・ライオンズの監督に就任した故・根本陸夫氏だ。埼玉西武が球団を買収した同年オフには管理部長を兼任し、選手獲得などで辣腕を振るった同氏は、退任後に福岡ダイエー(現福岡ソフトバンク)の基...

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