補強ポイントだった即戦力投手にマッチする人材
埼玉西武は20日、FA権を行使して巨人へと移籍した炭谷銀仁朗捕手の人的補償として、プロ15年目のベテラン内海哲也投手を獲得すると発表した。巨人のエースとして通算133勝を積み重ねてきた巨人の功労者が、長年尽くしてきたチームを離れることになった。
埼玉西武の補強ポイントは明らかだった。今季は10年ぶりにリーグ優勝を果たしたが、チーム防御率はリーグワーストの4.24。12球団で見渡しても、下には中日しかおらず、ブービーだった。さらには、エース左腕の菊池雄星投手がポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している。
投手陣が明らかな補強ポイントになっており、即戦力となれる内海は、確かにうってつけの存在であった。ここ数年は成績が下降していたが、今季は4年ぶりの完封勝利をマークするなど、15試合に先発して5勝をマーク。まだまだ健在であることを証明した。森友哉が正捕手として台頭する中で、炭谷の人的補償として、即戦力の内海を獲得できたことは、埼玉西武にとって大きいか...