江藤、工藤、藤井…巨人から移籍したベテランはFA加入組ばかり
衝撃の人選だったと言えるだろう。巨人と埼玉西武は20日、FAで埼玉西武から巨人へと移籍した炭谷銀仁朗捕手の人的補償選手として、通算133勝をマークしている大ベテランの内海哲也投手が埼玉西武へ移籍すると発表した。今季がプロ15年目。巨人の生え抜きとしてチームを長らく支えてきた36歳が、28人のプロテクトリストから外れ、人的補償として選ばれて移籍となったことは驚きをもって受け止められた。
フリーエージェント制度が発足した1993年から、2018年まで実に90人の選手がFA権を行使して国内他球団に移籍した。その補償として、昨季まで24人の人的補償が発生してきたが、将来性を考えた若い選手が選ばれることが多く、内海のような実績ある大ベテランに白羽の矢が立つことは珍しい。
内海は2003年の自由獲得枠で巨人に入団。2年目の2005年からローテを担うと、3年目の2006年には初の2桁勝利となる12勝をマーク。そこから3年連続2桁勝利をマークし、2010年からは4年連続2桁勝利、2011年と2012年には2年連続最多...