プロ野球球団から“エンタメ企業”へ 鷹はなぜ、チア選考会を3都市で開いたか?

2018.12.19(水) 21:19 Full-Count 福谷佑介
「ハニーズ」の選考会が3都市で開催された※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)

「鷹の祭典」を東京Dと京セラDで開催、「タカガールユニホーム」の全国WEB投票も実施

 今季2年連続の日本一に輝いた福岡ソフトバンク。パ・リーグは2位だったものの、リーグ覇者の埼玉西武を撃破してクライマックスシリーズを勝ち上がると、日本シリーズも制し、2年連続で日本の頂点に立った。名実ともに、プロ野球を代表する常勝球団となりつつあるが、球団が見据える視線の先は、もっともっと高い。
 現状に胡座をかくことなく、球団としてさらなる成長戦略を描く。このオフには、本拠地ヤフオクドームの大規模改修を実施。現在はその工事の真っ最中で、外野スタンドを拡張し、収容人数4万人超にする。さらにヤフオクドームの隣接地には自社ビル「エンターテインメントビル(仮称)」を建設予定。2020年春以降の順次開業を目指すとしており、プロ野球球団の枠を飛び越えた「エンターテインメント企業」へと“改革”を進めている。
 福岡、そして九州を地元とし、地域密着を掲げる福岡ソフトバンク。ただ、球団としては地元を何よりも大切にする一方で、これまで以上に、チームとして、球団として成長するべく、日本全国にも視線を向けている。「鷹の祭典」の東京ドーム、京セラドームでの開催もしかり、「タカガールユニホーム」の全国WEB投票の実施もしかり。九州一円のみならず、日本全国に鷹ファンを増やすべく、様々な戦略を...

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