2008年以来の悲願達成なるか。過去のクライマックスシリーズにおける埼玉西武の激闘を振り返る

2017.10.10(火) 00:00 パ・リーグ インサイト 吉田貴
埼玉西武の選手たち(C)パーソル パ・リーグTV

4年ぶりにAクラス入りを果たし、「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」の出場権を勝ち取った埼玉西武。2007年から始まった本シリーズだが、埼玉西武は今季で6度目の出場となった。楽天とのファーストステージをものにすれば、福岡ソフトバンクの待つファイナルステージへの挑戦権を得られる。ファーストステージはリーグ2位の埼玉西武の本拠地で行われるが、それ以上の大きなアドバンテージは設けられていない。
埼玉西武は、あらゆる意味でクライマックスシリーズの怖さを知っているチームであると言えるかもしれない。今回は、これまでの埼玉西武のポストシーズンを振り返っていきたい(プレーオフ時代は除く)。
【2008年、シーズン1位・クライマックスシリーズ優勝】
リーグ優勝を果たし、セカンドステージ(ファイナルステージ)が行われる県営大宮球場で、北海道日本ハムを迎え撃ったこの年。第1戦は中島選手(現・オリックス)の2打席連続弾が飛び出し、大差で勝利する。第2戦と第3戦はダルビッシュ投手(現・ドジャース)と北海道日本ハムの継投策の前に抑え込まれて、優勝チームに与えられる1勝のアドバンテージが消滅。しかし、第4戦は石井一久氏の快投と細川選手(現・楽天)の2ランなどで打ち勝ち、第5戦は涌井投手(現・千葉ロッテ)が3安打完封を決め、日本シリーズ進...

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