幕張の「エリア66」が今季限りでユニホームを脱いだ。岡田幸文にとっての現役時代で一番思い出に残っている試合。ベストゲームを1試合挙げるとすれば、どの試合だろうか。そう問うと間髪入れずに回答が返ってくる。
「2011年の巨人戦でしょうね」
これは本人のみならず野球ファンも納得の答えだろう。2011年6月15日の巨人戦(東京D)。18時試合開始のナイターで行われたこの試合。1番・中堅でスタメン出場をした岡田は守備で魅せ、伝説となった。
伝説になった試合、見せ場は序盤から訪れた
最初は2回の守備。1点を先制されるとなおも1死1塁で打席に7番・阿部選手。右中間方向へ大きく打ち上がった打球に対して、岡田は背を向けながら追った。ボールから目を離さず確実に捉えていて瞬時に捕球できると計算。そして次に起こりうるシチュエーションについて頭を巡...
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