すでに全順位が確定しているが、この両軍にとっては短期決戦へ向けた重要な期間である。楽天は埼玉西武を下せば、「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージで福岡ソフトバンクと戦うだけに、攻略のイメージをつかんでおきたいところ。先発マウンドにはエース・則本投手を立てた。一方の福岡ソフトバンクとしても、圧倒的な強さを見せて、堂々と待ち構えたい。マウンドには武田投手を送った。
序盤は両投手の投げ合いによるゼロ更新が続く。則本投手が初回からハイペースで飛ばし、連続三振を奪う立ち上がり。2回にも連続三振を奪い、これで今季の奪三振数は218。全試合を消化している埼玉西武の菊池投手を抜いて単独トップに立ち、野茂投手以来、24年ぶりとなる4年連続奪三振タイトルを手中に収める。
一方の武田投手も、初回こそ走者を出すものの2回、3回はともに3者凡退。4回も無失点に封じ、両軍ともに得点が奪えず、0対0のまま5回の...