
◆パ・リーグ 西武―日本ハム(13日・ベルーナドーム)
西武の鳥越裕介ヘッドコーチ(55)が試合前、乳がんの早期発見・早期治療・早期診断の大切さを訴える「ピンクリボン運動」の一環で行われる「ライオンズ ピンクリボンキャンペーン2026」の特別サポーターとして、来場者に検診を呼びかけた。
球場前の駅前広場には、乳がん検診車と啓発ブースが設置された。開場を待つファンのもとにも自ら出向き、パンフレットを配ると、大きな拍手が沸き上がった。
鳥越ヘッドは、2008年に妻・万美子さんを乳がんで亡くしたことでピンクリボン運動の存在を知った。「自分と同じ思い、同じ苦しみを味わって欲しくない。この活動の輪を広げていきたい」と運動に取り組んできた。
西武でも2025年から実施し、今回が2度目。プロ野球を通して乳がんに関する知識や検診の重要性について、ひとりでも多くの人に知ってもらえるのではと考え、過去に所属した球団でも同様の取り組みを行ってきた。
ファンとふれ合った鳥越ヘッドは「周りにいた者として、遺された者として、これはやるべきかなとやらせていただいています。こうやって少しでも、ここに来られた方が気付いて、治って、元気に暮らしていただけたらなという思いかな」と語った。
「早期発見、早期治療で治ると言われている病気なので、ぜひ面倒くさがらずに。日々、忙しい毎日を暮らしていると思うんですけれど、その中でもしっかりと。特にお母さん方ですよね。家族のためにじゃなくて、自分のために時間を作って、しっかり検診に行ってもらいたい。若い方でも早めに行っていただけることが、乳がんにならないためのものだと思うので。ぜひ行ってもらいたいし、男の人は行ってもらうように奥さんに言ってください」と力を込め、グラウンドに戻っていった。