【ソフトバンク】牧原大成、野村勇への思いある言葉と“判断”「そこを乗り越えてきた選手がずっと試合に出られる」

スポーツ報知

牧原大成

◆パ・リーグ ソフトバンク2―6日本ハム(6日・みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクは連勝が5で止まり、優勝マジックは37のままで足踏みした。「7番・二塁」で出場した牧原大成内野手は、3安打2打点と躍動。試合後、遊撃を守った野村勇内野手に贈った言葉があった。

 野村は5日の同カードで三塁でスタメン出場すると、5―5の8回に決勝2ランを放って勝利に導いた。しかし、6回2死一、二塁では三塁守備で悪送球するミスもあった。同点に追いつかれ、指揮官も苦言を呈したワンプレー。一夜明け、村松有人野手チーフコーチ、本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチらとともに、早出から守備練習に取り組む姿があった。

 いつも通り、グラウンドに早く姿を見せた牧原大もその様子を見つめていた。一塁に入って、送球を受ける場面も。2人の関係だからこそ、思いのある言葉と“判断”があった。

 「今ひとこと言うなら、昨日のミスを今日の試合も引きずってる感じがした。試合中にでも言おうかなと思ったんですけど、そこは自分で乗り越えないとっていうところは、今日ちょっと感じました」

 あえて、言わなかった。この日の野村は4打数無安打3三振だったが、結果だけについて話しているのではない。これから野村がさらにチームを引っ張る選手になっていくため。早出特守の姿も見て、この日も9イニングを二遊間として守った。5日の決勝弾後、ベンチに戻ってきた野村を手荒い祝福で迎えたのも柳田と牧原大だった。間近で見ているからこそ「今日もしっかり練習していましたし、そういったところはちゃんと見ているので。どんなスター選手であっても、ミスして負けたりとかっていうのは絶対ある。そこを乗り越えてきた選手がずっと試合に出られると思う。勇も去年あれだけ出たので、ひとつの壁だと思って乗り切ってほしいのはありますね」とゲキであり、鼓舞の言葉を紡いだ。

 自身も10年の育成ドラフト5位から支配下をつかみ取り、プロ16年目となった。10月に34歳を迎える今季も、押しも押されもせぬレギュラーとして出場し続けている。取材中に何度も「自分で乗り越えてほしい」と話した言葉に、歩んできた道のりと、野村への愛が詰まっている気がした。

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