ロッテの唐川侑己は5月30日の阪神戦で今季初先発したが翌日に一軍登録抹消となり、6月はファームで3試合に登板した。
6月の登板は少ない球数でイニングを投げた。特に6月19日のハヤテ戦は5回・54球、6月30日のオイシックス戦は4回・53球だった。
▼6月の二軍戦の球数
6月10日vsオイシックス 5回・81球
6月19日vsハヤテ 5回・54球
6月30日vsオイシックス 4回・53球
球数少なく投げられた理由について「ずっとベースは変わらずカットボールというところで、ファームというのもありますし、みんな速い速球帯狙いできている。それがハマれば球数は少なくなるし、それと緩いボールでカウントが取れるので、それが球数が少なくなっている要因かなと思います」と説明した。
また、5月15日の楽天二軍戦の登板くらいから投球フォームを変えて投げているようにも見える。「色々試行錯誤しながらなので、微妙にちょっとずつ変わりながらだと思います。試行錯誤しています」と教えてくれた。
投球フォームで試行錯誤しているのは、“カットボール”が関係しているのだろうかーー。
「そうですね、カットボールだけじゃないですけど、日々手応えというか、いいものを探しながらやっている感じです」
◆ もったいない失点が目立った阪神戦
6月以降はファームでの登板が続いているが、今季一軍初登板・初先発となった5月30日の阪神戦は非常にもったいない印象を受けた。
0-0の初回先頭の中野拓夢を一ゴロ、続く森下翔太を2ストライクから124キロ縦カーブで空振り三振に仕留め、良い形で2アウトを奪いながら、3番・佐藤輝明に一発を浴びた。
1-1の3回も先頭の坂本誠志郎を1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた4球目の外角145キロカットボールが非常に良かったが、続く熊谷敬宥に一塁へセーフティバント安打を決められる。中野を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた4球目の136キロチェンジアップも良い抜けだった。2アウトまで漕ぎ着けたが、森下にレフトへ2ランを打たれ2失点。5回にも森下にこの日2本目となる本塁打を食らい、5回・74球を投げ、5被安打、4奪三振、1与四球、4失点だった。
「ホームランバッターもそうですけど、ソロホームランはある程度仕方がないなと思いながら投げているので、初回は多少しょうがないかなというホームランです。その後の森下選手に打たれたのは1個目、2個目も失投なので、そこはもったいないなというところですね」と振り返った。
森下を三振に仕留めたカーブをはじめ、ファームでの登板を見ても良いカーブを投げている。本人も「カーブは今一番操れている球だと思いますね」と手応え。スライダーも「外にしっかり投げられる確率が高いので、それが投げられていればいいですけど、それにあんまり頼りすぎないようにと思っています」と話した。
現在一軍は首位・ソフトバンクと8ゲーム差の5位だが、37勝36敗3分と勝ち越す。8月以降は連戦が続く中で、必ず必要な時がやってくるはずだ。「そこはいつもと変わらずに、呼ばれても上で自分のパフォーマンスができるような準備をしていくところはずっと変わらないので、それを継続してやっていきたいです」。一軍でいいパフォーマンスを発揮するため、準備していく。
取材・文=岩下雄太