【ソフトバンク】山川穂高、試行錯誤の末の2年ぶり2打席連発「そうやって戦ってきた」主砲が復調の兆し

スポーツ報知

ソフトバンク・山川穂高

◆パ・リーグ ソフトバンク4―5ロッテ(9日・みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクの山川穂高内野手が、復調の兆しを見せる2打席連続本塁打を放った。1点を追う2回先頭。カウント1―2から外角に落ちるフォークを左手一本で拾って左翼席へ7号ソロを運んだ。さらに同点の4回無死一、二塁から再び左翼席に8号3ラン。「きょうはいい打席が多かった」。2打席連発は24年8月15日の西武戦(ベルーナドーム)以来、2年ぶり。チームは終盤の3イニング連続の被弾で逆転負けを喫したが、不振に苦しむ主砲にとって好感触をつかんだ一戦となった。

 今季は開幕戦から2戦連続アーチと好スタートを切りながら、試合前時点で打率1割8分と波に乗れずにいた。4月には自己ワーストを更新する31打席連続無安打もあった。「こうなるとヒットを打つのが非常に難しい。それを超える時に、今みたいな打ち方ができればきっと大丈夫だろうっていうのは見つけていきたいし、そうやって戦ってきた」。13年目。自分を信じ、模索を続けてきた。

 無安打が続いていた4月30日の休日、自宅で自身のスイングを徹底的に見つめ直した。昨季の日本シリーズで手応えをつかんだフォームを基にバットを振り込んできた。「これだけではなかなか本塁打を打てなさそうだと感じて。左中間から右中間の間にいい角度で打球が飛ばせる打ち方を自然とできるように」と、スイング軌道をボールのラインに入れる意識を強めた。連動して、構えで高く掲げていたバットの位置も下げて実戦。日々、試合が続く中で「毎日がっつり修正はしたくなかった。戻る場所がなくなってしまうから」と丁寧に、取り組みたいことと感覚をすり合わせた。

 今月1日に「また2打席連続本塁打とかっていう打席が来たら、これなんだって確信を持てる」と語っていた。待望の2打席連発に「つかんだ、っていうのは何試合かやってからじゃないとビックマウスになってしまう」と謙虚に振り返ったが、栓は抜けたに違いない。8本塁打は、リーグ3位タイ。不調の中でも繰り返した「あと5か月ある」という言葉には、チームのリーグ3連覇と、自身5度目となる本塁打王獲得への執念があるからこそ。ここから量産体制を整えていく。

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