【日本ハム】ZOZO無双の達孝太が「フィンガートレーナー」も味方に今季初勝利

スポーツ報知

8回1失点で今季初勝利を挙げてガッツポーズする達孝太(カメラ・上村 尚平)

◆パ・リーグ ロッテ1―5日本ハム(14日・ZOZOマリン)

 グラブを右手でたたき、はにかんだ。日本ハムの達孝太投手(22)は、4―1の8回2死一、二塁、ポランコを捕邪飛に仕留め、笑顔を見せた。今季3度目の先発で8回5安打1失点。今季初勝利を挙げ、「今までで1番うれしいかもしれないです。勝ちがつくのと、つかないのでは、気持ちの部分も変わってくるので、とりあえず一安心って感じ」と胸をなでおろした。

 悪夢に打ち勝った。伊藤ら開幕ローテの5人はすでに勝利を挙げ、自分だけ勝利がなかった。最近は、遅刻する夢をよく見ていたといい、「ゆっくり準備していたら、『もう1回裏始まってるよ』みたいな。追い込まれてたのかもしれないです」。夢占いでは、焦りや不安を現すとされる不吉な暗示をはねのけ、「ちょっとすっきりした」と、格別の1勝に浸った。

 “珍アイテム”も味方した。前日13日の練習では、金子投手コーディネーターの薦めで、「フィンガートレーナー」と呼ばれるグリップを握った状態でボールを回転させることのできる練習器具を試した。変化球の回転や指先の感覚を確認し、「リリースの感覚が分かりやすい。キャッチボールをしていると見えないので」と、イメージを膨らませた。ネット通販・アマゾンで購入したという金子コーディネーターは、「どういう回転をかけたらどう変化するかを、イメージしやすくする」と説明。この日は、得意のフォーク、カットボールなどを操り7奪三振。研ぎ澄まされた感覚をマウンドで表現した。

 ZOZOでは試合前までプロ入り4試合で27イニング無失点と無双状態。2回に寺地に2号ソロを浴びるも試合を作った。新庄監督は「アップアップした感じはなかった」と昨季からの成長を評価。チームは連敗を2で止め貯金を1に戻した。昨季8勝を挙げた次世代のエース候補の逆襲は始まったばかりだ。(川上 晴輝)

 ◆フィンガートレーナー ボールと棒が一体化した形状をした道具で、ボールの部分を握って投げる動作を行うと、指先の使い方や回転などが可視化される。金子投手コーディネーターは、「自分でボールを持って回転させながらやっていたんですけど、それだとなんか分かりづらい。回転がしっかりある状態で、どういう角度がいいみたいな話をしたかったので」と購入の経緯を説明した。

 〇…達がロッテ打線を8回5安打1失点に抑え、今季初勝利。これでロッテ戦は通算6登板5勝0敗。特にZOZOのロッテ戦は24年10月3日にプロ初勝利、昨年9月27日にはプロ初完封を飾り好相性。この日も白星を重ねた。また、この日までプロ入りから27回無失点だったが、この日の2回に失点し28回で止まった。

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