ロッテ・木村優人「まずはローテをしっかり1年間守り抜くことが最低限大事」今季の目標は二桁勝利

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ブルペンで投球練習するロッテ・木村優人(撮影=岩下雄太)
ブルペンで投球練習するロッテ・木村優人(撮影=岩下雄太)

 「投げていく中で空振りの取れるまっすぐと、ファウル取れるまっすぐと自分の中ですごい手応えがあるので、投げていて嫌な感じもしないですし、どんどんバッターの反応も見れるようになってきました。そこはすごい自分にもプラスになるのかなと思います」

 ロッテの高卒3年目・木村優人が18時30分からの日本ハム戦に今季初先発する。

 木村はオープン戦4試合・18回を投げ、防御率3.50。公式戦前最後の登板となった3月24日のヤクルトとの二軍戦では、4回・55球を投げ、2被安打、4奪三振、1与四球、無失点だった。

 3月18日の阪神とのオープン戦、0-0の初回一死走者なしで中野拓夢を1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた5球目のインコース148キロストレート、前回登板のヤクルト二軍戦では初回11球中8球ストレートを投じるなど、力強いストレートを投げ込んだ。

 「まっすぐが、一番自分の中で大事にしているボールでもあるので、まっすぐが崩れてしまったら変化球も活きてこなくなってしまう。まっすぐの精度、質と力感のないところから来るのが自分の持ち味だと思うので、100%の力で投げるのではなくて、80%の力でも150くらいのボールが投げられるように。力感を意識して投げて、バッターも差されている感じがあったので、反応はすごいよく自分の中で受け止められたかなと思います」

 変化球では、3月18日の阪神とのオープン戦、0-0の2回二死一塁で高寺望夢を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた4球目の137キロスプリットが良かった。

 木村本人は、「まだ不安な部分もありますけど」と話すも、「ああいう反応も見られることによって自分のやってきていることも間違っていないと思いますし、いろんな方から話を聞いてフォークの投げ方だったり話したりするんですけど、間違っていないないなと。投げている感覚も良いですね」と手応えを掴む。

 スプリットだけでなく、カットボール、縦カーブ、チェンジアップなど球種が多彩で、尚且つどの球でもストライクを取れる。打者やその日の自身の調子によって、球種を選択できるのは強み。

 「ゲームの中で相手バッターの反応を見ながらですけど、バッターの特徴もありますし、このボールで三振が取りたいと意図を持って投げられているので、そこは相手の反応を見ながら、試合の状況を見ながら、決めていければいいかなと思います」

 プロ入り直後はカットボールを得意球に挙げていたが、現在は「まっすぐ、カットだとどうしても厳しいところがある。ゾーンを強く使いたいですし、全部が全部きっちりしたところにいかなくても、ある程度どのボールでもカウントが取れれば、相手バッターの考えることも増えますし、自分の投球の幅も広がる。そこはすごい相手バッターとしてはマイナスになりますし、自分にとってはプラスになる。配球の考えでは負けたくないですね」と明かした。

 昨季は先発、リリーフで経験を積んだ木村は、今季の目標に“二桁勝利”を掲げる。二桁勝利達成するために必要なことについて「まずはローテをしっかり1年間守り抜くことが最低限大事ですし、(ローテーションから)欠けることなく投げることが一番大事だと思います」とキッパリ。「自分のピッチングができれば、ある程度戦えるところにはあると思うので、あとは自分のピッチングが下がらないように良いイメージだけを持ってやっていきたいですね」。木村にとってのプロ3年目のシーズンが幕をあける。

取材・文=岩下雄太

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ロッテ・木村優人「まずはローテをしっかり1年間守り抜くことが最低限大事」今季の目標は二桁勝利