11月26日、「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が開催され、パーソル パ・リーグの最優秀選手賞が福岡ソフトバンク・モイネロ投手、最優秀新人賞が千葉ロッテ・西川史礁選手と発表された。
最優秀選手賞(MVP) モイネロ

2年連続で最優秀防御率に輝いた福岡ソフトバンク・モイネロ投手がMVPに初選出された。今季は開幕から快投を続け、4月、7月は防御率1点台、5月、6月は防御率0点台、8月は防御率0.00と圧巻の成績をマーク。
9月は防御率3.80と調子を落としたが、最終的には24試合167回で12勝3敗、防御率1.46と、先発転向2年目も圧巻の投球を披露。ポストシーズンは3試合20イニングで2失点と日本一に貢献した。自身初のベストナインにも選出された。
なお、昨季の近藤健介選手に続き、2年連続で福岡ソフトバンクの選手がMVPを受賞。外国人選手の受賞は、2017年のサファテ氏以来8年ぶりとなる。
新人王 西川史礁
2024年のドラフト会議で千葉ロッテとオリックスの2球団競合の末、千葉ロッテに入団した西川選手。オープン戦14試合で打率.410とアピールに成功し、「1番・左翼手」で開幕スタメン出場を果たした。
しかしシーズン序盤はプロの壁に阻まれ、5月末時点で打率.145と苦戦。それでも二軍では20試合で打率.422と圧巻の成績を残し、6月13日に2度目の一軍昇格。10試合で月間打率.441をマークした。7月、8月も打率3割超えと活躍を続け、最終的には108試合で444打席に立ち、規定打席に到達。リーグ6位の打率.2806、同1位の27二塁打を記録した。
なお、パ・リーグの野手が新人王を受賞するのは、2018年の田中和基選手以来7年ぶりで、プロ1年目の野手が受賞するのは2017年・源田壮亮選手以来8年ぶり。球団では2014年の石川歩投手以来の受賞、球団野手では1997年の小坂誠氏以来28年ぶりとなった。
