
◆パ・リーグ 日本ハム6―1ロッテ(31日・エスコンフィールド)
最後も真っすぐだった。6回2死、日本ハムの先発・達孝太投手(22)は、ソトを高め151キロで空振り三振に仕留めた。力のある真っすぐとフォークを軸に6回3安打無失点、9奪三振の好投。「テンポは悪かったですけど、抑えるべきポイントは抑えられたのでよかった」。先発での自身の連敗を5で止め、4月21日の楽天戦(エスコン)以来の今季3勝目を挙げた。
リリーフでの経験が生きた。先発で結果が出ず、6月からは一時的にリリーフを経験。「速いボールを投げるメカニクスはチャレンジできた。ゴリ押せるピッチングは得たのかなと思います」。尻上がりの内容で後半はピンチもなかったが「いけそうだなって思う場面で、結構真っすぐもいけた。それはリリーフの経験が生きたのかなと思います」。先発での連敗中は取れていなかった真っすぐでの空振りも増え、手応えを口にした。
先発への愛着を再確認したマウンドだった。「先発、楽しいです。長くマウンドにいたいんで、一から試合をつくっていくのは、やっぱり楽しいなと思いました」。リリーフとは違う重圧も乗り越えた。ファームでの調整登板を挟んだとはいえ、1軍での先発は約2か月ぶり。無失点で投げきり「今日はゆっくり眠れそうです。結構不安だったんで」と本音も漏れた。
後半戦初戦に快勝し、チームは4連勝で2位に浮上。貯金は今季最多の13となり、新庄監督は「1回ぐらい中継ぎでガンガン押してたピッチングも見たかったけど、ゼロに抑えてるんでね。たいしたもんですよね」と評価した。「このいい状態のまま、あと2か月しっかり走り抜けられたら、チームの優勝も近づいてるんじゃないかと思う。先発でもチームに貢献できるように頑張りたい」。逆転Vへ、後半戦は先発としてフル回転していく。(山口 泰史)