ロッテ・小川龍成「全て完璧にできているわけではない」、「もっとレベルアップしていかないと」丸1年無失策。昨年7月20日から続く連続無失策は124試合!

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ロッテ・小川龍成(撮影=岩下雄太)
ロッテ・小川龍成(撮影=岩下雄太)

 ロッテ・小川龍成の無失策の記録が1年を超えた。

 小川は昨年7月19日のオリックス戦でエラーしたのを最後に7月20日のオリックス戦から無失策が続いている。昨年は7月20日のオリックス戦から守備についた試合は41試合連続無失策で終え、今季も開幕から守備についた試合は83試合連続無失策中。昨年からの連続無失策試合は『124』試合だ。非公式ながら今年の練習試合・オープン戦も21試合守備での出場があったが無失策。丸1年ミスをしていないのだ。なお、セカンドでは6月24日の巨人戦で失策したのを最後に6月27日のソフトバンク戦から106試合無失策中。

 小川は丸1年失策がないことについて「エラーがないのは良いことだと思うんですけど」と前置きをした上で、「届いたところでアウトを捕りきれなかったところもありますし、自分の中で全て完璧にできているわけではないので、もっともっとレベルアップしていかないといけないなと思います」とアウトに出来なかった打球を悔やみ、さらなる守備力向上を誓った。

 ミスなくこれている理由について小川は「キャンプから松山さん、根元さんとコミュニケーションをとりながらやってきた。すごい良い方向にきているのかなと思います。一番は丁寧にというところを意識してやっているので、それが良い結果につながっているかなと思います」と自己分析。

 今年も春季キャンプでは全体練習後に、「両方しっかり準備して、どっちでもいけるように準備しています」と、今年も昨年の石垣島春季キャンプの時と同じようにショート、セカンドでノックを受けた。新人時代から守備を徹底的に磨いている。

 プロ入りからいろんなコーチから指導を受けてきたが、「足の使い方はそれぞれ感覚的なものなので、感覚的には違ったりするところもあるとは思うんですけど、最終的には足を使って守備することは変わらない。そこは共通しているのかなと思います」と、共通して“足を使う”ことの重要性を教わってきた。

 小川の凄さは、6月6日の巨人戦、0-0の初回先頭の泉口のセカンドベース付近の打球を逆シングルで捕球し一塁へジャンピングスローでアウトにすれば、6月23日の日本ハム戦、0-3の4回先頭の吉田賢吾が一、二塁間に放った打球をダイビングで合わせてキャッチし一塁へ送球しアウトするなど、広い守備範囲を誇りながら無失策であること。

 「そうですね、記録だけじゃなくて、自分の中でアウトにできた打球もありますし、記録はヒットでも自分の中でアウトにできる打球も何個かあるので、そこをアウトにできなかった反省の部分の方が強い。そこはこれからどんどんやっていきたいと思います」

 ライト前に抜けそうなゴロをポジショニングでアウトにすることもある。3月17日の阪神とのオープン戦では、1-2の3回二死一塁で佐藤輝明の一、二塁間、ライト前に抜けそうなゴロをあらかじめ後方に守っていたセカンド・小川が捕球し一塁へ送球してアウト。この守備に小川は「打球傾向、グラウンド立った時の感覚、感じたものも大事にしています。あそこのポジショニングを取るのが一番最善かなという感覚があったので、その通りに行って良かったと思います」と自己解説した。

 7月28日と29日に行われる『マイナビオールスターゲーム2026』にもパ・リーグセカンド部門のファン投票で選出され、12球団の野球ファンに、小川の守備力の高さを示せる機会でもある。ただ、休みなく後半戦を迎えることになり、体力面を不安するファンも多いのではないだろうか。

 心配は無用だ。夏を迎えるにあたって6月26日の取材で、「交代浴したり、ストレッチ、ケアをしたり、あとは食事の部分で食べられなくなってしまうので、そこは小分けにしたり、食べられるもの、さっぱりしたもの、消化に良いもの、食べるものもしっかり考えて体重を落とさないようにやっていこうと思っています」と、暑い夏を乗り越えるための準備もしてきた。

 「1年間しっかりずっと出るのが目標だったので、そこはずっと出ているから疲れがたまると言うのは言い訳でしかない。その中でしっかりなんとか結果を出せるように、レベルアップしていきたいと思います」。無失策の継続に期待しつつ、攻守に1年間最高のプレーを披露してほしい。その先に、ゴールデン・グラブ賞も見えてくる。

取材・文=岩下雄太

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