ロッテ・小島和哉「理想は8回あたりは常にいけるように」5月以降は6試合中5試合で7イニングを投げる

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ロッテ・小島和哉(撮影=岩下雄太)
ロッテ・小島和哉(撮影=岩下雄太)

 5年連続規定投球回到達中のロッテ・小島和哉は、再昇格後本来の姿を取り戻している。

 5月4日のオリックス戦以降、6月11日の中日戦を除いて全て7イニングを投げている。5月4日のオリックス戦以降の成績は、6試合・40回2/3を投げ、2勝2敗、34奪三振、10与四死球、防御率1.99だ。

 前回登板の楽天戦では、初回先頭の平良竜哉に4球中3球が変化球で三邪飛に打ち取ると、この日は変化球主体の投球でいくかと思われたが、2番・辰己涼介以降はストレート多めの配球になった。「バッターの特徴もそうですし、プレイボールの1球目、立ち上がりは難しいので、その辺も考慮して1点先制されてしまったんですけど、今のチーム状況だったら、何点か点を取れるビジョンがあるので、できるだけ先に点を与えないように試合に入っていました」と振り返る。

 初回にマッカスカーに適時三塁打を浴び先制を許したものの、その裏打線が佐藤都志也、山口航輝の連続適時打が飛び出し3点を奪い逆転。2点のリードをもらった小島は2回に1点を失ったが、3回以降はスコアボードに0を並べた。

 「最近はちょっとそれがいいアクセントになっているのかなと思っているので、前回に関してはその球にあってるバッターがいなかったので、その球を多めに(佐藤)都志也と話して使ったという感じですね」と、いつもに比べてカットボールが多めの投球。

 3-2の3回二死走者なしで佐藤直樹に全球カットボールで1ボール2ストライクから4球目の140キロインコースカットボールで二ゴロ、4-2の5回先頭の小森航大郎に対し3ボール1ストライクから4球目の外角138キロカットボールで見逃し追い込むと、最後は5球目の外角145キロストレートで空振り三振に仕留めた。

 「いい意味でカットの再現性がなくて、再現性がないからちょっと曲がったり、球種はカットなんですけど、大きく曲がったりいい意味でアバウトに散らばっている。右バッターの高めにカットを狙ったのが、ボールからストライクに入ってきてというイメージがあるから外のまっすぐをボール球まで振ってくれるとか、いい効果が出ていたかなという気がします。コントロールよくというのも大事ですけど、アバウトにいくのも大事かなと今は思っています」

 ストレートも145キロ以上を計測し、0-0の初回一死走者なしで辰己に1ストライクから投じた2球目の見逃しを奪った147キロストレート、3-2の3回先頭の平良を1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた4球目のインコース147キロストレートがよかった。

 「強さも最近継続して出ているかなと思いますし、勝負所でもまっすぐ行くぞと思っていけているということは、自分の中でも手応えがある。優先度の高い球にはなっているのかなと思います。これが続けることがすごく大事だと思っています」

 またここ最近の登板では、フォークとチェンジアップの二段構えが、打者に対してかなり有効に働いているように見える。「球速帯は似てきてしまっているので、どちらかと言ったら理想はもうちょい速いツーシームみたいな。本当の理想は西武の武内くんが投げているようなツーシームを投げたいんですけど、それでも今チェンジとフォークでもバッターの反応が違う。いい差は出ているのかなと思うので、そこをうまく使っていこうかなと思っています」

 これまで交流戦が始まる5月後半から6月にかけて調子を落とすことが多かったが、今季はこの時期も安定した投球を披露している。「試合は作れているなと自分では思いますけど、援護が取れた時ほど8回とか9回とかいきたい。長いイニングを投げられるのが自分の持ち味だと思っているので、理想は8回あたりは常にいけるようにと思っています。最低限は今くらいできないとなと思っています。あいつに託そうと思わせられるような投球を続けられるようにと思っています」。小島は開幕直後のソフトバンク戦、5回途中4失点でノックアウトされ一軍登録抹消になった。前回対戦とは違った姿をマウンドで発揮して見せる。

取材・文=岩下雄太

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