
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 DeNA3―6ソフトバンク(6日・横浜)
再会に心が躍った。ソフトバンク・前田悠の交流戦初登板には、特別な思いがあった。2回だ。先頭で顔を合わせたのはDeNA・松尾。大阪桐蔭の1学年先輩と初対戦だ。カウント2―1から遊ゴロ。「一番抑えたかった相手。あそこからリズムをつかめて、テンポも良くなった」と「松尾斬り」から、打者12人を連続でアウトに仕留めた。
全国制覇を果たした22年のセンバツでバッテリーを組んだ2人。後輩なのにタメ口が許され、当時から「汐恩」と呼んでいる。5月25日に開かれた交流戦直前の会見では、松尾から「いつも生意気なので打ちたい」と宣戦布告を受けていたが「会見も見ましたけど、後輩が勝った方が面白い」と“応戦”。5回も三ゴロで、仕事をさせなかった。
制球に苦しんだ初回は押し出しを含む3四球で1点を失ったが、5回1失点で無傷の3勝目。小久保監督も「2回以降試合をつくったのは、先発として大事なこと」と成長を認めた。着実にステップアップしている3年目左腕。プロの舞台でも「頂点」に貢献する。(森口 登生)