
◆パ・リーグ ソフトバンク11―1日本ハム(23日・みずほペイペイドーム)
日本ハムは、2日連続の大敗でソフトバンクにワーストを更新する開幕7連敗を喫した。借金は2となり4位に転落。新庄剛志監督(54)の通算300勝はお預けとなった。10年ぶりリーグ優勝へ最大のライバルと目されたソフトバンクになぜ勝てないのか―。昨季から日本ハム担当を務める川上晴輝記者が「見た」。
前日と同じ光景が広がった。ソフトバンク戦は、4月12日のエスコンから3試合連続2ケタ被安打2ケタ失点。球団ワーストを更新する開幕7連敗に、新庄監督は、「あしたあした、あした勝つばい」と言い残し、元気なく球場を後にした。
7試合で58失点と投手陣が踏ん張れない。中でも先発は7試合全てで4失点以上。3回4失点で4敗目を喫した先発の細野は、「慎重に行き過ぎてどんどん難しくしてしまった」と、大胆さに欠けた点を反省。「他のチームなら抜けない球が打球速度が出ている分、ゴロでもヒットになっていく」とソフト打線の怖さを語ると、山田バッテリーコーチは「先発が崩れると打たれるイメージがついてしまう」と、チーム全体で悪循環に陥っている状況を指摘した。
攻撃面でも差が浮き彫りになった。2回から5イニング連続で先頭打者が出塁するも3併殺で無得点。16安打11得点の王者とは対照的に、11安打で1点しか奪えなかった。3番の郡司は、3回2死二塁で周東の四球から近藤、柳田の適時打で逆転された場面を振り返り「近藤さんとか柳田さんに注目がいきがちですけど、脇を固める選手が強引に行かずに仕事をしている。後ろにつなげるぞっていう意思を感じましたし、これが打線だな、と感じた」と、分析した。
攻めが窮屈になる投手陣と、両リーグ断トツの57本塁打もつながりを欠く攻撃陣。進塁打や四球など細かいプレーの差が、「0勝7敗」という現実を生み出している。(川上 晴輝)