
◆パ・リーグ 日本ハム3―0オリックス(3日・エスコンフィールド)
日本ハムは3日、オリックス戦(エスコン)に快勝し、7球団目となる通算5000勝を達成した。「7番・右翼」でスタメン出場した万波中正外野手(26)は、2点リードで迎えた6回に左越え10号ソロ。自身5年連続となる2ケタ本塁打を、3年ぶり2度目の両リーグ最速で達成した。球団で両リーグ最速2度は張本勲(62、71年)、ソレイタ(80、81年)に並ぶ最多タイ。自身最速32試合目の達成で、節目の勝利に花を添えた。
完璧な手応えに、万波は歩きながら打球の行方を見つめた。2点リードで迎えた6回2死走者なし。オリックス先発・九里の2ボールからの3球目、内寄りに甘く入ってきたチェンジアップを捉えた。左翼2階席のさらに奥、通路付近まで届く特大の左越え10号ソロは、3年ぶり2度目となる両リーグ最速の2ケタ弾。球団通算5000勝への“祝砲”を「思い描いたスイングと思い描いた打球と、本当に理想的なホームランだった」と自画自賛した。
イメージ通りの一発だった。1、2打席目、最後は変化球を振らされいずれも空振り三振。「(球種が)多彩な投手なので、どれだけ甘い球を打てるか、難しい球を振らないかというのが肝になる。もう1回甘い球というのと、今日の場合は緩いボールを待って。価値のある3打席目だった」。ホームランキング争いを独走する中で、攻め方がより繊細になっていることは感じている。厳しい警戒網の中で、一振りで仕留めたことに価値があった。
自身2度目の10号両リーグ一番乗りは、球団では張本勲、ソレイタに並ぶ最多タイ。さらに32試合目での10号到達は、前回両リーグ最速だった23年の47試合目(チーム49試合目)を大きく更新する自己最速だ。「素直に12球団最速というのはうれしく思いますね。日頃の取り組みが結果につながっている。成長を実感できる一番の指標は過去の自分との比較」とスピード達成に手応えを口にした。
お立ち台では、子どものインタビュアーに背番号と同じホームラン数を期待され「無理ですね(笑)。それは現実的ではないですけど、ちっちゃい子がそうやって期待してくれるような選手でいたいなと思います」と語った背番号66。持ち味を最大限に発揮し、停滞するチームに活力をもたらしていく。(山口 泰史)