
◆パ・リーグ オリックス7-1西武(16日・京セラドーム大阪)
オリックス・寺西成騎投手(23)は、ニッコリと笑った。「丁寧に投げることができた。ホッとしたところもあります」。6回1失点、4奪三振で今季初勝利。4回途中を6失点でKOされた3日の日本ハム戦(エスコン)から75球できっちりと立て直し、259日ぶりの白星をつかんだ。
1年目の25年は、7月31日の西武戦(京セラD)で2勝目を挙げたのを最後に未勝利。9月の2軍戦では、当時の波留2軍監督(現1軍ヘッドコーチ)に活を入れられた。「ちゃんと投げろ! 野手は一生懸命守ってくれている。打たれようが何しようが責任を果たしなさい」。状態が上がらず、独りよがりな気持ちを態度にも出していたことへの指摘。悔し涙と引き換えに学んだ戦う姿勢を、この日のマウンドでも体現してみせた。
チームは、今季2度目の同一カード3連勝で2位浮上。「1年間ローテを守るのと、優勝に少しでも貢献できるように」と前を向いた寺西に、迷いはない。(南部 俊太)
B波留1軍ヘッドコーチ(寺西について)「彼には昨年、ファームで『自己満足で野球をやるな』という話をしました。その点では、1軍でしっかりと投げられていることが成長。一段階、上がったと思いますね」