【楽天】則本の人的補償で巨人から移籍 新人と寮生活 田中千晴がピンチで堂々の火消し 古巣の仲間からの激励に発奮

スポーツ報知

7回、好リリーフを見せた田中千晴(左)を迎える先発した滝中瞭太(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 楽天4―0オリックス(12日・楽天モバイルパーク)

 しびれる場面での救援。楽天・田中千晴投手(25)はほとばしる闘志を白球に込めた。1点リードの7回1死二塁、2番手でリリーフ。シーモアを左飛に抑え、打席には中川圭太を迎えた。3月28日のオリックス戦(京セラD)では2点適時打を浴びた相手。リベンジするしかない。

 「前回、(移籍後)初登板の時にやられてるんで、僕自身もギアを1個上げるというか。『絶対打ち取ってやろう』という気持ちを持って、弱気な気持ちがなくというか」

 初球、低めのフォークで遊ゴロに封じ、ピンチ脱出。緊張感から解放され、笑みがあふれた。今季7試合目の登板で、防御率1・42とブルペンには欠かせない存在になってきた。「自分のボールをキャッチャーが要求したところに、腕を振って投げることしか考えていない。それが今、いい方向にいっている。自信を持って投げられています」と胸を張った。

 FAで巨人に移籍した則本の人的補償として、楽天に加入。現在は仙台市内の「泉犬鷲寮」で生活する。「(ドラフト1位ルーキーの)藤原とかと行動することが多いんで、そこの生活が今、楽しいというか、リラックスできる場面になっています」。近々退寮して、一人暮らしを始める予定。新人とのふれあいで、初心を呼び起こす日々だ。

 4日の西武戦(ベルーナ)ではプロ初セーブをマーク。古巣・巨人の赤星や泉から「ナイスセーブ」「ナイスピッチ」などの祝福メッセージも届いた。そんな喜びも力に変え、新天地で奮闘する。

 初めてとなった本拠地でのお立ち台。客席を見渡すると、名刺代わりにこう伝えた。

 「なんか滝中さんと小郷さんのタオル、多いなぁ。田中、タオル少ないなぁ。あ、ちょっとおる。もっと田中タオル、増やせるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」

 つかみはOK。杜の都の声援をバックに、堂々と右腕を振り抜く。(加藤 弘士)

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