日本ハム・細野晴希 史上91人目ノーヒットノーラン!2リーグ制後最速3・31に達成 24歳左腕「できすぎ」

スポーツ報知

史上91人目のノーヒットノーランを達成した細野(カメラ・宮崎 亮太)

◆パ・リーグ 日本ハム9―0ロッテ(31日・エスコンフィールド)

 日本ハムの細野晴希投手(24)が31日、エスコンで行われたロッテ戦で無安打無得点試合を達成した。2024年6月の大瀬良大地(広島)以来で、史上91人目通算103度目。チームでは7人目。今季初登板の3年目左腕は打者29人と対戦し、2四死球と失策で3度走者を背負ったが、12三振を奪い128球でロッテ打線を抑え込んだ。打線も4本塁打などで大量援護し、開幕からの連敗を3で止め、今季初勝利を挙げた。

 マウンドで仲間にもみくちゃにされると細野の表情が和らいだ。9回2死一塁、藤原への128球目、150キロの直球が外角いっぱいに収まると左手で小さくガッツポーズ。今季のエスコン開幕戦、3万1457人の大観衆の中心に立ち、「できすぎです。ノーヒットノーランは全く目標にしていなかったので、おまけみたいなもんなんですけど、ゼロで抑えられたのは、すごく自信になりました」。プロ初完投初完封が史上91人目のノーヒットノーラン。白い歯がこぼれた。

 自分を変えるためエースに志願した。今オフは伊藤のエスコン自主トレに初参加。最速158キロの即戦力左腕として23年のドラフト1位で入団するも、昨季までの2年間は8登板で3勝。剛速球の反面、制球難に苦しんだことを踏まえ、腕の位置を下げた新フォームに着手した。セットポジションから投球動作に入る前のグラブの位置は、伊藤を参考にしてホームベース寄りに変更し、より効率よく力が伝わる動作を追求した。「軽く投げた中で出力が出るようになったのと、無意識でスムーズに動くようになった」。最速153キロの直球を中心に12奪三振。四死球は2にとどめ新フォームの効果を発揮した。

 経験のない不安にも打ち勝った。当初は有原が務める予定だった本拠地開幕投手を任された。朝5時に目が覚めると、これまでに経験したことのない吐き気に襲われた。球場入り後は、「いつもより口数は増えてたっす」と、後輩の達らとインスタントカメラで写真を撮り合うなど、積極的にコミュニケーションを取り緊張をほぐした。「意外と自分も怖いぐらい落ち着いて試合まで過ごせた」と、冷静にマウンドに上がった。

 新庄監督は、「重い雰囲気を変えてくれました。彼は緊張したらいいピッチングができるタイプなんで、これからもさらに緊張しまくってもらって(笑)」。開幕3連敗からチームを救った救世主に最大限の賛辞を贈った。

 3年目で初の開幕ローテーション入り。目指すは1年間ローテを守ること。「すごい先発ピッチャーがいますけど、細野も負けないぞというピッチングを見せられたら」。新庄ハムの最強先発陣にニュースターが誕生した。(川上 晴輝)

 ◆記録メモ ▼…細野(日)が24年6月7日ロッテ戦の大瀬良(広)以来、プロ野球91人目103度目のノーヒットノーランを達成。パでは23年9月9日ロッテ戦の山本由伸(オ)以来34人目36度目。球団では22年8月27日ソフトバンク戦のポンセ以来7人目。

 ▼…12奪三振以上で達成は22年4月10日オリックス戦で19奪三振の佐々木朗希(ロ)以来10人目。球団では、95年西崎幸広と並ぶ最多奪三振。

 ▼…3月31日に達成したが、3月の達成は、1リーグ時代の40年3月18日ライオン戦の亀田忠(イーグルス)以来2度目。2リーグ制後は初。開幕4戦目は36年秋の沢村栄治(巨)、40年亀田と並び最速。

 日本ハム・細野の母・綾子さん(快挙を自宅で見届け)「野手の皆さんの援護があってこそだと思います。(緊張で)吐きそうでした(笑)。ずっともがいてきたので、今日の結果は素直にうれしいです。少しだけ自分に自信を持って、まだまだこれから頑張ってほしいです」

 ◆細野 晴希(ほその・はるき)2002年2月26日、東京都生まれ。24歳。東亜学園から東洋大へ進学。大学では1年秋からベンチ入りすると、4年時に大学日本代表に選出され日米大学野球優勝に貢献。23年ドラフトでは西舘(巨人)、前田(ソフトバンク)を外した日本ハムが1位指名。ロッテと抽選の末に交渉権を獲得。昨季までプロ8試合に登板し3勝1敗、防御率2.00。180センチ、88キロ。左投左打。今季年俸は1700万円。

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