
WBC日本代表で日本ハムの伊藤大海投手(28)が2日、現状空席となっている侍ジャパンの先発4人目に立候補した。沖縄・名護での春季キャンプで初のブルペン入り。WBC球を使い、直球、チェンジアップ、スプリットなど6球種で23球を投じ、「いい感じにバランス良く投げられた。できれば先発でいきたいとは思っています」。大谷の野手専念により、1枠空いた先発陣に沢村賞右腕が名乗りを上げた。
現時点の先発候補はMLB組の山本(ドジャース)、菊池(エンゼルス)、菅野(オリオールズFA)が濃厚。井端監督から具体的な起用法や登板日の連絡はまだないと言うが、「招集されているので準備はしています」。23年の前回大会では、中継ぎとして3試合で無失点の経験を元に、様々な起用も想定する。
昨季のキャンプからキャッチボールやシャドーピッチングの精度を高め、傾斜での球数を限りなく少なくする省エネ調整を継続。前日(1日)には、「1球で終わるかもしれない」と話していたが、この日は、「思ったより感覚が良かった」と、13球目からは右打者を、17球目からは左打者を立たせて投げるなど、充実の表情を浮かべた。
後方では、通算130勝の金子投手コーディネーターとチェンジアップの握りを確認。「(金子氏は)天才的な感覚を持っているんで、僕らしくできる方を選択しました」と、金子氏の直球に近く落差の大きいチェンジアップは再現できなかったが、試行錯誤を続ける。
次回のブルペンは6日からの第2クールを見据える。「真っすぐの精度というか、強さを求めていきたい」。世界一連覇へNPB最強投手が淡々と爪を研ぐ。(川上 晴輝)
◆侍の先発と第2先発 大谷の登板回避によって先発は山本、菅野、菊池の“3本柱”が軸となり、1次ラウンドの台湾戦(3月6日)、韓国戦(同7日)、オーストラリア戦(同8日)、チェコ戦(同10日)のいずれかを任されることが予想される。残り1枠の先発は伊藤、曽谷、宮城のいずれかが濃厚で、種市、高橋宏、北山は第2先発か救援に回ることになりそうだ。
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