
オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が3日、“みやくれ・ホットライン”の強化を誓った。同学年の宮城大弥投手(24)と、大阪市内でミズノ社主催のトークショーに参加。壇上では「(宮城を援護する気は)全く…」と笑いを取ったが、「もちろんエースを勝たせないといけないし、(宮城にも)もっとエースの投球をしてほしい。(来年の登板試合では)3割以上は打てるように頑張ります!」と約束した。
紅林にとって、19年ドラフト同期の宮城はプライベートでも仲の良い盟友。今季、その宮城が投げた試合では打率2割3分2厘、2本塁打だった。これを聞いたエース左腕からは「僕は23登板している…。全然、活躍してないやん!」と鋭いツッコミ。正遊撃手も「宮城をなんとか勝たせたいと思っているけど、今年は僕が点を取った分を取られている…。来年は頑張ってほしい!」と笑顔で“反撃”した。
ここ数年、冗談半分で競っているのが本塁打数と勝利数。今季は9発の紅林が、7勝の宮城に20年のプロ入り後、初勝利となった。「勝ったので、何か買ってもらいたい(笑)。6年間で1回しか勝てていないので、毎年勝てるように頑張ります」。紅林の宣言に対し、宮城は「(持ち球は)どれでもツースリー(フルカウント)から投げられるような質を求めたい。それを全部、ショートゴロを目指す感じでやっていきたい」と不敵に笑った。
共闘が期待される来春のWBCについて「一緒に出られたら。代表とか、同じところで一緒に頑張れたらいい」と宮城。「同じです」と“らしさ”全開で呼応した紅林が、「みやくれ」の絆を胸に飛躍を遂げる。(南部 俊太)
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