【パ・リーグの奇跡】支配下登録選手の「たまたま今、1人だけ」419分の1を探せ!

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千葉ロッテマリーンズ・高野脩汰投手(左)東北楽天ゴールデンイーグルス・泰勝利投手(右)【写真:球団提供】
千葉ロッテマリーンズ・高野脩汰投手(左)東北楽天ゴールデンイーグルス・泰勝利投手(右)【写真:球団提供】

 パ・リーグの2026シーズンの支配下登録選手は419人。険しいプロの世界にたどり着いた、まさに一流のプレーヤーです。

 その419人の中で「たった1人」しか当てはまらない「419分の1」をパ・リーグ インサイト編集部が探してみました。ぜひナンバーワン&オンリーワンの選手を予想しながらお楽しみください。

※記録や数値は、2026年9月25日試合前時点のもの

419分の1を探せ! まずは出身地

 同郷の選手がいるとひそかに応援したくなるのが郷里の心。現在のパ・リーグでは、全都道府県に出身選手がいますが、1名だけの“激レア”な県があります。それが「岩手県」と「島根県」、そして「高知県」。

岩手県出身:オリックス・齋藤響介投手
島根県出身:千葉ロッテ・高野脩汰投手
高知県出身:埼玉西武・川田悠慎選手

 オリックス・齋藤投手は盛岡市に隣接する滝沢市の出身。盛岡中央高校から2022年ドラフト3位でオリックスに入団すると、プロ2年目の2024年に8試合に先発。プロ初勝利を含む2勝(3敗)を挙げました。今季は2年ぶりに一軍登板を果たしています。

 千葉ロッテ・高野投手は出雲大社で有名な島根県出雲市出身。地元の出雲商業高校では甲子園出場経験はないものの、進学先の関西大学で才能が開花。その後日本通運に進み、2022年のドラフトで千葉ロッテに4位指名されると、ルーキーイヤーからリリーフとして適性を見出されます。9月1日には先発に挑戦。同郷・和田毅さんのように打たせてとる巧みなピッチングで、7回無失点・先発初勝利と起用に応えました。

 ちなみにおとなりの鳥取県出身は、チームメイトの山本大斗選手、オリックスの九里亜蓮投手など。今年のドラフト会議では島根県出身選手が指名されるか、要注目です。

 埼玉西武・川田選手は高知県宿毛市出身。四国の西南端に位置する宿毛(すくも)市は、温暖な気候で海、山、川の豊かな自然に恵まれた街です。

 川田選手は高知高校から京都産業大学に進学。大学卒業後に選んだのは、高知県を拠点とする四国銀行でした。入社1年目の2024年に都市対抗野球に出場、1番スタメンで3打数1安打2四球で3出塁し初戦突破に貢献。2025年には社会人野球日本選手権にも出場しました。2025年に埼玉西武にドラフト6位で指名されますが、四国銀行の選手がドラフト指名を受けたのは、なんと54年ぶりとのこと!

 なお、四国4県出身の支配下選手は高知の川田選手を含めて9名おり、徳島県が北海道日本ハム・河野竜生投手、千葉ロッテ・宮崎竜成選手、オリックス・杉本裕太郎選手。香川県が北海道日本ハム・水野達稀選手、オリックス・東山玲士投手、千葉ロッテ・高橋快秀投手。愛媛県が埼玉西武・糸川亮太投手、千葉ロッテ・澤田圭佑投手です。

 続いて外国人選手の出身地に注目。アメリカ出身が13選手、ドミニカ出身が10選手いるのに対して、「コロンビア」「プエルトリコ」はパ・リーグの419分の1でした。

コロンビア出身:福岡ソフトバンク・ダウンズ選手
プエルトリコ出身:千葉ロッテ・ソト選手

 来日9年目の千葉ロッテのソト選手は今季、チームのキャプテンに就任。プエルトリコの国旗をモチーフにしたキャプテンマークをユニフォーム右袖に身につけ、111試合で17本塁打、47打点、OPS.703と昨年より数字を伸ばしています。

球界では珍しい「専門学校卒」

 高卒、大卒、社会人経由が主流のプロ野球選手ですが、「専門学校卒」という珍しいキャリアの選手も在籍。

専門学校卒:東北楽天・西口直人投手(甲賀健康医療専門学校)

 西口投手が卒業したのは滋賀県甲賀市にある甲賀健康医療専門学校。OBには建山義紀さん、藤本敦士さんほか、審判の白井一行さんも。2019年に「ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校」に校名を改称したため、西口投手は「最後の出身選手」となりました。

 その西口投手は2016年、東北楽天にドラフト10位で入団。2022年にパ・リーグトップタイの61登板、同3位の30ホールドを挙げました。2023年秋、トミー・ジョン手術を受け育成選手契約になるも、2025年に支配下選手に復帰。同年52試合に登板し、防御率1.07、31ホールド、70奪三振を記録し見事に返り咲き。2026年はコンディション不良により、8月下旬に一軍合流しています。

スタジアムでひときわ目立つビッグマン! 迫力満点な選手は?

 身長と体重、それぞれで最もスケールの大きい選手は?

身長部門:オリックス・ジェリー投手(213cm/113kg)
体重部門:北海道日本ハム・レイエス選手(196cm/139kg)

 来日当初からその高身長がメディアや野球ファンの間で話題になったジェリー投手。身長200cm以上の選手は5選手いますが、210cm以上となるとジェリー投手だけ。右腕は来日初年度の今季、ツーシームを武器に先発ローテーションの一角として21試合に登板。防御率3.38、3勝10敗と黒星が先行してしまいましたが、QSを12度達成しました。

 一方、体重110kg以上は10選手があてはまり、北海道日本ハムが誇る大砲・レイエス選手が最重量。規格外の体格から生まれるパワーで今季も打率.313、32本塁打、82打点、149安打、出塁率.375といずれもパ・リーグ上位の成績を叩き出しています。

 ちなみに、210cmは日本の住宅で使われる一般的な掃き出し窓(床まである窓)の標準的なサイズ。130kgは業務用冷蔵庫、あるいは軽めのお相撲さんと同じ重さだそうです。少しイメージが湧きましたか?

最年少と最年長は?

 高卒の若手からベテランまで、幅広い世代がプレーしているプロ野球。現在の最年少と最年長選手は誰でしょうか。

最年少:東北楽天・伊藤大晟投手(2007年10月27日生まれ、18歳)
最年長:埼玉西武・中村剛也選手(1983年8月15日生まれ、43歳)

 10月27日に19歳になる東北楽天・伊藤投手は、れいめい高校から2025年ドラフト5位で東北楽天に入団。ルーキーイヤーの今季はファームで7試合に登板。来季以降の飛躍に期待したいところ。

 パ・リーグ最年長の中村剛選手は、8月21日の東北楽天戦の延長11回に代打で登場し、23年連続本塁打となる満塁ホームランで試合を決めました。同期の栗山巧選手が現役を引退した2026年。引き続きチームに欠かせない存在です。

 25歳差と親子ほどの年齢差がある両選手。今年の選抜高校野球大会への出場でも話題になった中村剛選手の長男・勇斗さんは大阪桐蔭高校の野球部に所属する2年生で、伊藤投手とは2学年しか歳が離れていないことになります。

 ところで伊藤投手と同じ2007年生まれには、乃木坂46の小川彩さん、東京五輪のスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛さん、2026年サッカーW杯優勝に貢献したスペイン代表のラミン・ヤマル選手がいます。

 一方で、中村選手の同学年にあたるのは俳優の二宮和也さん、松本潤さん、水川あさみさんなど。そうそうたるメンバーですね!

背中に刻まれたアルファベット、一番多いのは?

 試合中に目に入るユニフォームの背ネーム。現在、一番アルファベットの数が多い背ネームの選手は北海道日本ハム・上川畑大悟選手。「KAMIKAWABATA」は圧巻の12文字で、背中いっぱいに刻まれています。

 上川畑選手はNTT東日本から2021年ドラフト9位で北海道日本ハムに入団。堅実な守備に定評があり、2023年、2024年は100試合以上に出場しました。2026年はここまで23試合に出場し、打率.220の成績。

 なお、1文字少ない11文字の背ネームには福岡ソフトバンク・上茶谷大河投手(KAMICHATANI)など複数の選手が。11文字の選手のなかでも東北楽天・村林一輝選手(MURABAYASHI)、オリックス・紅林弘太郎選手(KUREBAYASHI)、埼玉西武・若林楽人選手(WAKABAYASHI)と名字に「林」がつくという共通点もありました。

「左投右打」は若鷲たった一人!

 419選手のうち「右投右打」は228選手、「右投左打」は118選手、「右投両打」は5選手、「左投左打」は67選手ですが、「左投右打」はパ・リーグで東北楽天・泰勝利投手たった一人でした。

 5年目の泰投手は昨季プロ初登板、初勝利をマーク。今季はプロ入り最多25試合に登板し、2勝3敗10ホールド、防御率3.42と奮闘しています。ただ、中継ぎということもあり交流戦でも打席に立つ機会はなし。来季よりセ・リーグもDH制を導入するため、泰投手が右バッターボックスに入る姿を見ることは難しそう。

 なお「左投両打」は0名でした。

 ファンの皆さんもパ・リーグの「419分の1」をぜひ探してみてください!

記事提供:パ・リーグ インサイト

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