【ソフトバンク】中村晃が引退試合で有終二塁打「1本出たのは本当に良かった」タカ一筋19年に幕「またいつか皆さんの前に胸を張って会える日を楽しみに」

スポーツ報知

引退セレモニーで挨拶する中村晃(カメラ・鬼束 羽瑠菜)

◆パ・リーグ ソフトバンク12―5オリックス(27日・みずほペイペイ)

 総立ちのベンチに目を向け、自然と笑顔になった。初回2死一塁。ソフトバンク・中村晃内野手(36)は「初球からガンガンいきたい」と宣言していた通りにファーストストライクを右中間へ運び、通算1522安打目となる二塁打を放った。「1本出たのは本当に良かった」。盟友・柳田の中前打に続く会心の一打に、塁上で手をたたき、喜びをかみ締めた。

 07年に帝京(東京)から高校生ドラフト3巡目で入団し、通算1662試合に出場した。タカ一筋19年のプロ野球人生。最後は一時代を築いてきた柳田と今宮に挟まれて6番で出場し、7回の現役最終打席では07年ドラフト同期の岩崎と対決。打順は「3人並んで試合できたのも最高の一日だった」とかみ締め、岩崎との勝負は捕邪飛に倒れたが、「最後も同級生の翔で終われて、改めて最高の野球人生だった」と感謝した。

 球場の通路は他球団の選手や関係者からの約140基の花が並んだ。「朝から泣きそうになりながらやっていました」。多くの人に慕われる求心力。これまでの歩みが詰まった最後の一日だった。

 背番号にちなみ、胴上げは7度。万感のラストを迎えたが、ファンには「選手人生は終わりますが、またいつか皆さんの前に胸を張って会える日を楽しみに、これからも懸命に生きていきます」と再会を約束した。求道者としての歩みは続いていく。(森口 登生)

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