「表現があっているかわからないですけど」…「最近はお兄ちゃんみたいな感じ」チームメイトが語るロッテ・唐川侑己〜小島和哉編〜

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ロッテ・小島和哉 (C)Kyodo News
ロッテ・小島和哉 (C)Kyodo News

 「基本的にすごく後輩想いですし、ちょっと前までは唐川先輩という感じだったんですけど、表現があっているかわからないですけど、最近はお兄ちゃんみたいな感じです」

 ロッテ・小島和哉は、7つ年上の唐川侑己を“兄”のように慕う。

 「なんていうんですかね、ちょっと最近そういうお兄ちゃん感が僕にはあって。ちゃんと礼儀をわきまえた上でのお兄ちゃん。声かけにくいとかもないですし、昔はロッテの唐川さんだというイメージが強かったので、普段もすごい世間話もしますし、普通に声かけもしてくれます」と小島にとって、唐川は親しみやすい先輩であり兄貴的存在だ。

 長年マリーンズの投手陣を支えてきた唐川だが近年はファームで過ごすことも多く、今季も開幕からファームでの登板が多かった。小島もまた今季春先、ファームで調整したり、チームが遠征の時にはロッテ浦和球場で一軍の残留練習で唐川と会うことも多くあった。

 「唐川さんの年でファームでずっと投げていますし、僕に(唐川さんが)ちょくちょく弱音を吐いてたんですけど、たまにですよ」と前置きをした上で、「“オジは頑張ってくれよ”みたいな感じだったので、唐川さんダメですよみたいな」と、やり取りがあったという。

 唐川は小島に弱音を吐くこともあったが、8月には左打者と右打者のインサイドにカットボールを磨き、松永昂大コーチの助言で久しぶりにスプリットを解禁し、カーブも120キロ台から110キロ台に戻したりと、最後の最後までプレーヤーとして、技術向上を図った。しかし、9月4日の11時01分に球団から唐川の現役引退が発表された。

 小島は「引退発表日の前日に後輩の僕なんかに電話をくださって、すごいびっくりしすぎて何を話したか覚えていないんですけど、だいぶ寂しいですし、僕がテレビで見ていた角中さんと唐川さんが終わりってなると、1個ロッテが終わるみたいなイメージがありますね」と、引退前日に唐川から連絡をもらったこと、マリーンズの1つの時代の終わりに寂しさを感じている。

 これからは小島をはじめとした世代の選手たちが、マリーンズを引っ張っていかなければならないのも事実としてある。「すごく寂しいですけど、唐川さんは19年やったので、僕はまだ8年目、半分も行っていない。この世界で19年野球やるのはすごい世界。本当に尊敬する感じですね」。唐川のように息の長い投手になるため、小島は今日も腕を振る。

取材・文=岩下雄太

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