
◆パ・リーグ オリックス0―9ソフトバンク(25日・京セラドーム大阪)
オリックス・平野佳寿投手兼投手コーチがマウンドに別れを告げた。今季限りで引退する42歳のラストゲーム。試合前には会見を行い「やり切らせていただいた。本当にコツコツと、お釣りが来るくらいやらせていただきました」と、すがすがしい表情を見せた。
日米通算21年で前人未到の250セーブ&200ホールドを達成。「シンプルに、戦力にならない。それが一番。けが(右太もも裏肉離れ)も重なった。逆に言えば、そこでスッキリ」と7月に決断した。17年オフに海外FA権を行使。メジャー3年で150登板を経て、21年にオリックスに復帰した。同年からリーグ3連覇。「帰ってきて1年目で優勝。あの瞬間は忘れられない。少しでも3連覇に貢献できたなら、本当に戻らせてもらって良かった。あの3連覇で自分の人生も救われた」と感謝した。
岸田監督とは同期入団で、自主トレもともにしてきた。背番号16は「もし一緒にやれるのなら、下で働いて胴上げを」と指導者としての将来にも意欲を見せた。会見場には比嘉投手コーチ、1軍投手全員が花束を持って登場。バックヤードはドジャース・山本やRソックス・吉田らからの無数の花で彩られた。小6の長男がファーストピッチセレモニーを行い、平野が捕手。家族にも見守られ、最後の雄姿を届けた。球団は引退後、何らかのポストを用意する考えだ。