
◆パ・リーグ ロッテ―オリックス(23日・ZOZOマリンスタジアム)
オリックス・池田陵真外野手(23)は打球を見上げ、右拳を握った。「一番と言っていいくらい。めちゃくちゃうれしかったです」。両軍無得点の8回2死、ロッテ・鈴木から決勝の左越えソロ。プロ初アーチが1―0本塁打となったのは、球団では92年の田口壮以来、2人目の快挙だ。
中学時代は忠岡ボーイズを引退後、兵庫県内の野球施設「ビーコンパークスタジアム」で野球教室に参加。「絶対、一番になりたい」と、冬場の過酷な200メートル走では常に先頭を走ることを心がけた。「しんどいことでも、どうせやるなら全力でやる方がいい。今でも一番打ちたい、一番飛ばしたいという気持ちはあります」。プロ入り後も、休日返上でバットを振り込む努力家。少年時代から変わらない実直な姿勢が、きれいな放物線を呼び込んだ。
岸田監督は「辛抱して頑張ってきた結果。本当に良かった」と、プロ5年目の右打者を評価。残り5試合も、がむしゃらに食らいつくのみだ。(南部 俊太)
◆池田 陵真(いけだ・りょうま)2003年8月24日、大阪・和泉市生まれ。23歳。小学6年時にオリックス・バファローズジュニアでプレー。大阪桐蔭では主将を務め、高校通算25本塁打。21年のドラフト5位でオリックス入団。171センチ、83キロ。右投右打。年俸700万円。