
◆パ・リーグ 日本ハム4―7オリックス(19日・エスコンフィールド)
オリックス・内藤鵬内野手(21)は、パワーで押し切った。「当てにいかず、しっかりと振り切れた」。1点先制した2回2死二塁からプロ初打点となる適時打。伊藤のスライダーをバットの先で捉え、右前に落とした。5月23日の西武戦(ベルーナD)では、4回1死一塁で左翼フェンス直撃二塁打を放ったが、一塁走者・森友が本塁で憤死。昨季まで2年連続リーグ最多勝の右腕からマークした正真正銘の「1打点目」に、笑みがこぼれた。
名古屋出身。千鳥丘中時代は地元の練習場で当時、中日の主軸だった平田良介氏(38、現外野守備走塁コーチ)のトークショーに当選した。参加者による打撃コンテストでは、肩の痛みを抱えながらもMVPに選出。「いいスイングをしている」とプレゼントされたサイン入りバットは、内藤家の家宝となった。「今度はプロになり、平田さんに全力で打っている姿を見せたい」。幼き日の夢を今も追いかけ、日々成長中だ。
球団OBで、同じ背番号25を継承した李大浩さんにも憧れる21歳。「それを目指して頑張ります」と、残り9試合でのプロ初アーチを目標に掲げた。180センチ、103キロの大砲候補。オリの2代目「デホさん」を襲名する。(南部 俊太)