
◆パ・リーグ 楽天0―1西武(15日・楽天モバイル最強パーク宮城)
異例のリリーフ登板に、場内のどよめきが収まらなかった。両軍無得点の2回、西武・平良が今季22試合目で初めて試合途中からマウンドへ。淡々と2死を奪うと、最後は辰己を149キロカットボールで一ゴロに仕留めた。
思わぬアクシデントに見舞われていた。当初、中6日でこの試合の先発が予定されていたが、数日前に首を寝違えた。「先発、今日できるかな」という状態だったため、先発はプロ8年目で初となった森脇に変更となった。それでも回復が間に合えば「2回から行きます」と事前に西口監督と話し合い、迎えたこの日、試合前練習でキャッチボールやブルペン投球を行って状態を最終確認。「できそうだったので」と自らにゴーサインを出した。
「特に試合中は気になることもなく投げられた」と7回10奪三振3安打1失点の好投も、両軍無得点の8回に辰己に浴びた一発に泣いてリーグトップタイの12勝目はお預けに。チームは完封負けを喫し、首位・ソフトバンクとのゲーム差は9・5まで広がった。19年以来の優勝へ、いよいよ獅子軍が崖っぷちに立たされた。(大中 彩未)